ヒッチハイク旅をしてみて感じたこと
X'masにヒッチハイクを初めてやってみて、いろいろと感じたことがあったので一旦整理しておく。
・ヒッチハイクは本当にいろいろな人の優しさを受けまくる。そして、すぐに恩返しができる可能性が低い。それはおろか、同じ人に恩を返せるとは限らない。
恩を受け続けて、どうにか恩返しをしたいと考えたけれど、その人たちに恩返しすることもそうだけど、自分がしてもらったことを他の誰かにしてあげよう、と思うようになった。
もしかしたら、こうやって循環していくものなのかもな〜と思った。
・今生きている瞬間は偶然の積み重ね、掛け合わせでできているのだ、と思った。
何台もスルーされた結果1台目の方に出会い、乗せてもらって、そのおかげで2台目の方に出会い、乗せてもらって、そのおかげで3台目の方に出会い、乗せてもらう。
もし、1台目の人に乗せてもらっていなかったら、2台目、3台目の人には出会えていない。
これって、人生も同じかもしれない、と感じた。(20年ちょいしか生きてないけど)
誰かに出会ったおかげで、また別の誰かに出会い、自分が感化され、その人に紹介してもらったコミュニティでまた多くの人に出会い、何かのプロジェクトに一緒に関わる、みたいな。
自分の大学生活も、二地域居住をしようという選択に至ったのも、全く同じ偶然の掛け合わせだな、と思った。
ものすごい確率の選択肢の掛け合わせをしていくプロセスを、ここまで肌で実感しながら体験できることって、なかなかない気がする。
・そして、そうやって思うことって、生きていく中の一つ一つの瞬間を楽しむことにもつながるのでは。
ヒッチハイクをして、出会う人々と一緒に過ごすその瞬間を自然と楽しんでいたけど、この感覚が、自分の普段の日常でももっとできると良いのかもなあ。
なんか、受験やらなんやで目的達成型思考が刷り込まれていて、ついうっかりしていると目的達成のことばかり考えて、その過程にあるものを味わわなくなってしまうことがある。そして、それがなんだかもったいないなと感じていた。
・さらには、出会う人々との楽しい時間を、”またいつか”実現することはできないかもしれないということ。何人かの方は連絡先を交換したりメールをしたりして今後もやりとりが続いていくと思うが、連絡先はおろか名前さえも聞いていない人もいる。
だからこそ、少し大げさかもしれないけれど、その瞬間瞬間をかみ締め、味わいながら過ごす、というスタンスだけは譲れないな。と改めて思った。
思いつくだけ挙げてみた。まだまだ出てきそう。思いついたらまた書き足そう。