二地域プレイヤーという生き方。
はじめまして。たくぽんです。
東京の下町で生まれ育ち、来年からは栃木県をベースにお仕事をしようとしているフツーの大学4年生です。
僕は4年間、東京の実家と茨城県内の大学を行き来する生活をしてきました。
最初は諸々の事情で始めた二地域生活。
でも、実際にやってみると、この生活は毎日が新鮮。一箇所にとどまっていたら気付かなかったであろう新たな発見に満ちていました。まるで旅をしているかのような毎日が送れてしまったのです。
ふと気づけば、
「この楽しさ、面白さをより多くの人に知ってもらいたい。実践してもらいたい。」「実践することが恥ずかしくない、それらが受け入れられる社会にできないのかな」という想いをなんとなく抱いていました。
そんなことを考えていたら、
いろいろなご縁があって、来年からは栃木県内で地域密着で建築の会社にでお仕事をさせていただくこととなりました。それと同時に、栃木県への移住を決めました。
内定が決まってから月に数回栃木県の勤務先を訪れたり、地域の方々が大切にされているお祭りに参加させていただいたりしていました。
すると。
なんだか自分が生まれ育った町、東京下町に対して自分がどれだけ愛着を持っていたのかということに改めて気づいたのです。
もともと地元愛は強いほうだと思っていましたが、移住を決めてから自分の生まれ育った町のお祭りや町会の方たちと関わるようになって、「こんなにたくさんの人が全国から集まるお祭りがあったの?!」や「こんな素晴らしい方たちのいる町だったのか」ということに気づきました。
気づけば、その想いは地元からやっぱり離れたくない、という想いになっていました。
一方で、栃木県で関わった皆さんは、みんな僕のことを歓迎してくれました。それはそれは、恩返しをしてもしきれないというくらいのご恩を受けました。
どちらも自分にとって魅力的な地域だということに気づいてしまったのです。
気がつくと「このどちらの方たちともうまくつながりを保ちながら生活をすることはできないのか。」という考えを持つようになっていました。
そして、そこで自分の日常に目を向けると、冒頭に書いたように、既に東京と茨城の二地域生活をしていて、しかもそういう生き方をいつまでも続けられないのかなと考えている自分がいました。
そこで、びびびっと何か自分の中で雷に打たれるかのように気づいてしまったのです。
そう、そうしたら東京も栃木もどっちにも関わりながら暮らすというライフスタイルを自分で実践してしまえば良いじゃん、と。
こうして二つの地域を行き来をする生活をしていると、無駄だとか、辛くない?という意見をもらうことが多かったです。でも、それを上回るほどのイイコトがあるという事実を僕は知っていました。
そういう生き方が受け入れられないのなら、自分が実践して楽しんでいる姿を記録していって、それを発信して他の人にも知ってもらったらいいんだ、ということを思ったのです。
それがそういう生活をしたいと燻っていても一歩踏み出せない人の背中を押すことにつながったり、共感してくれる人を増やしたいなと思ったのです。そして、そういう人たちとの小さな動きを起点として、社会に新しい風を吹かせることができるんじゃないか、と思ったのです。
たいそうなことを書いてるっぽく見えますが、やってることは二つの場所を行き来しながら日々の生活をしているだけです。でも、この単純なことのなかにも、日々の生活を豊かにするヒントがあるんじゃないかと思っています。
これから、少しずつではありますが、
・いままでの4年間で、僕が東京と茨城の二地域生活をしながら気づいたこと
・来年4月から、栃木県をベースにしつつも東京とのつながりをいかにしてキープしていくかの実践のプロセスや気づき
を中心に記録、発信していきたいと思います。
もちろんそれ以外の話も多いと思いますが。
よろしくお願いします。